ミャンマーにおける新知的財産法（商標法）の施行に関し、前回の2022年2月23日付けご案内『ミャンマー新知的財産法（商標法）の施行に向けた進捗状況のご案内』において、2022年2月25日から2022年3月1日まで、現地代理人に対して「商標代理人トレーニングコース（“Trademark Agent Training Course”）」が提供される予定である旨ご案内しておりました。
今般ミャンマーIPDが提供する上記「商標代理人トレーニングコース」に弊所提携の代理人事務所が参加しましたので、いくつか情報をご案内致します。上記研修においては、商標代理人が出願書類を正しく記入し、出願データが問題ないことを確認し、電子出願システムで添付書類を添えて出願できるようにするための説明及び準備のためにものであり、主にミャンマー知的財産局（Department of Intellectual Property of Myanmar, IPD）のウェブサイト（https://www.ipd.gov.mm/trademark/trademark-1/e-servicers-trademark/tm-e-filing）で確認することができるWIPO FILE User Manualに重点を置いたものであったとのことです。
弊所が把握している限りでは、グランドオープン日の予想時期は今年2022年内であると思われます。ただし、正確な日付につきましてはまだ不明となりますので、ご了承下さい。また、政府料金につきましては、グランドオープンの1〜2カ月前に発表される予定です。しかしながら、現時点においては、関連する規則や規定は発行されていません。
このため、現行制度を利用してミャンマー新商標法に基づく商標権出願を希望され、まだ手続きをおこなわれていないお客様は、ソフトオープン期間中にできるだけ早く出願されることをお勧め致します。なお、新型コロナウィルス感染症（COVID-19）や市民反抗運動の影響により、ORDは以前ほど円滑に運営されておらず、多少の遅れが予想されますので、ご留意下さい。
今後、当局より正式な発表がありましたら、随時お知らせ致します。
お問合せ先：商標担当 加藤（trademark@siasia.co.th）
