弊所提携ミャンマー現地代理人からの情報によりますと、ミャンマー、特にヤンゴンにおいて、新型コロナウィルス(COVID-19)の症例が増加しており、大流行の第2波が懸念されていることから、ミャンマーの全ての証書登記所(Office of Registration of Deeds, ORD)において、現在、一時的に新規出願(商標所有宣言書(Declaration of Ownership of Trademark, DOT)の登記申請)の受付を停止しています。
現時点では現行制度における商標登録(ORDにおけるDOTの登記)の停止については公式に発表されておりませんが、ORDが再開され次第、現行制度での新規商標出願を再開するものと予測致します。しかしながら、ORDが2020年10月1日より前に再開するか否かについては、不確定となります。
なお、ORDの一時閉鎖は、2020年10月1日に開始される予定のミャンマー知的財産局(Myanmar Department of Intellectual Property, MDIP)のソフトオープンには影響しないと予想されます。
2020年9月1日付けでご案内しておりました『ミャンマー知的財産庁ソフトオープンのお知らせ』の通り、ソフトオープン期間中は、商標法施行前にミャンマー市場で実際に使用されていた商標、または商標所有宣言書DOTを登録した形で証書登記所ORDに登録されている商標のみを出願することができます。しかし、今回の一時閉鎖により、ORDが業務を再開して再び出願の受付を開始するまでは、旧制度が利用できません。
本件に関しましては引き続き状況を注視し、ORD再開に関する新しい情報が入り次第、追ってご案内致します。
以上
お問合せ先:商標担当 加藤(trademark@siasia.co.th)